【幕末から明治へ 里仁館特別公開講座@公益研修センター】
生涯学習施設「里仁館」公開講座が、17日、公益研修センターにおいて開催され、時代考証家の山田順子先生より講演を頂戴しました。
先生は、広告業界からテレビの仕事に入り、ほぼ独学で、今の仕事を立ち上げたエキスパート。普段、歴史を研究している学者さんがドラマを監修されるのと違って、時代考証だけを生業にしているのは、日本でも先生だけなんだとか。
講演では、近世の風俗や習慣、CGを活用した最近の「書割」やテレビの「絵」の出来上がり方等を面白くお話しくださいました。また、ドラマ制作の中でのご苦労、葛藤などを通じ、生業として物事を成し遂げるにあたっての覚悟のようなものの大切さを語ってくれました。
-ドラマの嘘と歴史的な真実を橋渡しする仕事-。講演の中で先生は、「時代考証家」をこのように規定しています。「ドラマの嘘」を、「観光客の期待する物語」に置き換えれば、そのまま、文化歴史資産や観光といった「地方」を発信する仕事と通じるものがありそう。
このほかにも、山形済生館や旧県会議事堂(文翔館)などの景観の保全の在り方など、フィルムコミッションの観点から、有意義なお話を頂くことが出来ました。
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