基調講演に参議院議員の大沼みずほ氏が、クルーズ船を取り巻く昨今の情勢を、(株)カーニバル・ジャパン・プリンセス・クルーズの猪俣氏が、プリンセスクルーズの魅力を語りました。
- 2016/3/22
- 観光・文化
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基調講演に参議院議員の大沼みずほ氏が、クルーズ船を取り巻く昨今の情勢を、(株)カーニバル・ジャパン・プリンセス・クルーズの猪俣氏が、プリンセスクルーズの魅力を語りました。
パネルディスカッションでは、現状と問題点、そして未来への課題が語られました。
日本には100余りの港がありますが、大型クルーズ船が入港出来るのは、20ー30港しかありません。またカボタージュと言うルールがあり、1度外国に立ち寄らねばなりません。酒田港を利用した場合、ウラジオストクに寄る事になりますが、移動するのに1日かかり、最低でも5日を有します。
酒田港では、コンテナターミナルに着岸は可能です。水深があるからです。ただ一日中クルーズ船がいると産業のコンテナの荷受が出来なくなるのでそれをどうするのかが問題です。ただ、他の港では、旅客船やフェリーが接岸する賑やかな港であるのに対して、コンテナヤードでは裏口からお客様をお連れするような形になり、魅力があるとは言えません。
クルーズのコースの決定は、2年前に決まります。事前に海上保安部の航行会議で決定されることが必要ですが、これに半年かかります。各種産業との調整もかかります。コースの変更は旅行法の規定で変更はできません。2017年に寄港するのも、今年の3月に決定する必要があります。
また受け入れの移動の為のバス3000名分が、可能かも考えねばなりません。
東北地方では青森港が人気で、賑わいがあります。仙台港は設備が整っていますが、現在物流の為に満杯の状態です。酒田港は山形県の玄関口として、山形の魅力をアピールしリピーターを増やす事が必要ですが、この仙台をも巻き込んだ戦略も考えねばなりません。