◆eスポーツのドーピング
- 2019/3/28
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◆eスポーツのドーピング
グリー株式会社の小木曽です。
今回は「eスポーツのドーピング」というお話です。
最近、eスポーツという言葉を耳にする機会が増えてきました。いわゆるコンピューターゲーム、テレビゲームを使った競技大会のことで、海外には年収1億円を超える選手もいて、日本人でも、梅原大吾(うめはら だいご)さんという海外で活躍している有名な格闘技ゲームの選手がいます。テレビゲームなんてスポーツじゃない、なんて言う人もいますが、去年のアジア大会では、デモンストレーション競技として、実はeスポーツがもう採用されています。オリンピックの正式種目に加えようなんて動きもあり、アメリカでは頭脳スポーツとして認識され、有名な選手はセレブ扱いされています。
そしてこのeスポーツ、スポーツというだけあって、さっそくドーピングが話題になっています。テレビゲームの試合で薬物を使うのか、と驚かれるかもしれませんが、大会の優勝賞金は数千万円が当たり前というレベルなので、集中力を高めたり、興奮作用のある薬物を摂取している選手が出てきてるんです。同じ頭脳スポーツであるトランプ、カードゲームの世界では、実はもう随分前から薬物摂取は禁止されていて、eスポーツの世界もこの1年ほど、ドーピングに対する規制がずいぶん整備されてきました。ドーピングしてテレビゲームだなんて随分未来っぽい話ですが、ゲームの世界に飛び込む仮想現実、VRのゲームなんか、もう半分、体動かすスポーツですからね、そのうち、ゲームと運動の境目も曖昧になるかもしれません。