【再・建築家の流儀-4】
- 2019/1/22
- 企業・会社・商店
【再・建築家の流儀-4】
ハウスメーカーや設計施工一貫の工務店などに家づくりを依頼すると、他社と案の比較はできるが金額の比較にはなりません。
そもそも設計施工の場合、各社が思い描いた計画での見積となる為、内容が違うので金額が違ってくるのは当たり前。
そうなると設計施工での比較はファクターが多くなり明白に比較をすることが困難です。
建築家に依頼すれば、半年かけて打合せしてきた理想の一案で見積が出ます。
そうなれば比較のファクターは金額のみで、建築家が推薦した施工業者であれば腕前は間違いはありません。
数社からの見積が提出されると見積の精査に入ります。見積書の内容(数量、金額)が適正かどうかをチェックする作業です。
私の場合、提出された全ての見積書を精査することは無く、提出された中で一番安かった見積書をチェックします。
この作業、一般の人にはまずできません。我々は今までやって来たデータから数量や金額のチェックが可能です。
見積の精査が済むとあとは安い見積書を提示した施工業者とネゴ交渉に入ります。
ネゴ交渉した金額でも予算オーバーであることが多いので、ここからは減額案の提示と採否の判断をクライアントと協議に入ります。協議の結果、金額が合意に達すれば工事契約となる訳です。
ここまでくれば設計作業は終了。約半年の年月をかけた設計から、後は工事の着工を待つばかりとなります。
~つづく~
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