【庄内地方の人形師・長次郎】
江戸時代には、次郎左衛門雛を製作した京都の人形師・雛屋次郎左衛門や、古今雛を製作した江戸の人形師・原舟月など有名な人形師がいたことは知られていますが、雛人形で盛んな庄内地方にも、江戸時代末期頃に長次郎という人形師がいたことを知っていますか?
その長次郎作とされる人形が、この古今雛と木彫りの彩色人形です。※両人形とも現在展示中です。
古今雛は、顔が写実的ですが、どことなく土地柄が反映された顔立ちになっています。木彫りの彩色人形は、中国の二十四孝という孝行話の一つ「妻女の孝」を表した人形です。
ご来館の際にはお見逃しなく!