まもなく「平成」も終わるけど、 「昭和」の時代感覚が好きです。
「間」がいつも、いい感じに側にあった時代。
相手を思う時間。
創造する空気感。
余計なものが、付随する暮らし。
不完全な美。
いろんなことが、不便だったからの豊かさ。
少しづつ古さも染み付きつつ、前に進むことだけが正しくはないことも染み付いてきた40歳手前。
お店に立っていると、いろんな世代の、いろんな当たり前の感覚に出会います。
生きる時代、暮らす毎日の当たり前、その時々の社会の当たり前の中で人は順応しながら生きるので、今の時代だって、またいい。
ただ、今の当たり前なんてのは、そうじゃなくなることを心に留めていなくちゃいけない。
養老先生がテレビで話してた言葉。
僕も、その違和感を感じてた。
全て同じにしようとする社会の不自然さに、そろそろ窮屈に感じる人もいるんじゃないかな。
そろそろ時代や誰かが与えてくれたものを待って、使いこなすだけの生き方に退屈してきてる若い人も多い気がします。
もっと人間的に、感じて、心と身体に正直に向き合い、能動的に、そして人はやっぱり、前に目線を定めて歩んだほうがいいと思うのです。
そんなことをお客様と会話する午後でした。
文学的でしたかね。