【中田の秋といえばにんげんがっこう!えっ!中田の皆さんが先生に!?】
- 2017/11/26
- 行政・公共機関
【中田の秋といえばにんげんがっこう!えっ!中田の皆さんが先生に!?】
こんにちは、醍醐スタジオです!
朝夕の冷たい風が身にしみる季節になりました。おでんに肉まん、お金に余裕がないにもかかわらず、温かい食べ物についつい手を伸ばしてしまう回数が増えつつあります。
突然ですがみなさん、11月の第二土曜日は山形県で何の日かご存知ですか?
実は、「やまがた教育の日」という山形各地で教育にちなんだイベントが開催されている日なのです!
私たち醍醐スタジオも、11月11日(土)山形県金山町の中田地域で行われた「にんげんがっこう」というイベントに参加させていただきました!
このイベントは、中田地域で一緒にまちづくりの活動させていただいている「NPO法人なかだ倶楽部」が主催で企画運営。毎年旧中田小学校で行っているこのイベントは今年で5回目!
イベントのプログラム内容が「教育」にちなんだものになっており、なかだ倶楽部を含む、中田の皆さんが先生となって、中田内外の方々に対し教室を開室!プログラム内では中田の資源・財産が活用され、中田という地域をより深く知ることができます。
例えば、「五右衛門風呂」中田で伐採された木を使い、火を起こすためのエネルギーとして使用。自分たちが住んでいる身の回りにも資源があることを感じてもらえることを目的としたプログラムや、韓国料理を作るのが得意なお母さんが腕をふるう「チジミ教室」など、中田で生活する人の持つ特技・存在が中田にとって大切な財産だということを料理を通して体験できるプログラムなどが開催されました。
今回醍醐スタジオの2年生は、「一緒にイベントをやってみたい!」と名乗りを上げてくださった中田の企画運営メンバーと学生の混合チームに分かれ「ストレッチ」「ミニ図書」「ものづくり」の3つのブースを企画しました。ストレッチチームは、普段意識して動かさないような筋肉をタオルを使った体操を行いました。ミニ図書チームは中田の読書好きマダムオススメの本を展示、お茶飲みスペースも設け、気軽に人が集まれるようなブースに。ものづくりチームは中田の自然を利用した「木のリース」「木のストラップ」を制作しました!
なかだ倶楽部のサポートも受けつつ、忙しい中ではありましたが各チーム自主的にワークショップや話し合いを行い無事に当日を迎えることができました。
当日は、中田メンバーの方も「何か準備するものある?」「何か手伝うことある?」と声をかけてくださり、学生がフォローされる側に。学生とコミュニケーションをとりながら連携してブースを運営していただきました。
蔵もDIYが始まって以来、初めて公式公開となりました!2年生も芸工大に蔵の扉を運んで、DIYを行いました。作業中は蔵の雰囲気をイメージしながら手を動かしました。にんげんがっこう当日、中田の外からもたくさんの人が蔵を見に来てくださり、今後の蔵の活用法に興味津々でした!醍醐スタジオでも、蔵の活用法も考えていくので今後の動きは要チェックです!
3年生は、区切りの場として中田の将来像をテーマにブースを企画。中田の将来像について、中田の皆さんに自分の考える「残したい中田」を手紙に綴っていただき展示。それぞれの思いを手紙というツールを通して中田の外の方々とも交流することができました。
今回のにんげんがっこうを通して、「中田での生活の中で育まれた知恵や習慣といった中田の財産をイベントで使用すること」、「中田の外から来てくれた方が魅力的だったことや、面白かったことを何気ない雑談や会話の中で話してくださること」が中田の皆さんや、学生にとっていい気づきになるということを実感しました。
そして、今回学生と一緒に企画を行った中田の企画メンバーの方々からは、「今度は自分で何かやってみたい」「蔵で何かやってみたい」など、前向きな言葉をたくさんお聞きしました!
今回のイベントは中田の皆さんにとって、形は様々ですがいろいろな一歩を踏み出せたイベントになったのではないでしょうか。
学生も中田の皆さんにに負けないように一緒に二・三歩ずつ、今後も中田の将来に向けて活動していこうと思います!
(text:山本和佳 photo:醍醐スタジオ)
この記事はこちらのフェイスブックページを抜粋しました。※お問い合わせやご予約の際は【んめちゃネット】を見たとお伝えください。