現在清遠閣会場で開催中の常設展示「俳諧資料を中心に」(8月23日まで)より、江戸時代後期の俳人・常世田長翠所用の《二見文台》をご紹介します。
- 2016/7/25
- 観光・文化
現在清遠閣会場で開催中の常設展示「俳諧資料を中心に」(8月23日まで)より、江戸時代後期の俳人・常世田長翠所用の《二見文台》をご紹介します。
文台とは、連歌や俳諧の会席で懐紙や短冊をのせる台です。文台を相伝することにより宗匠を継承するという意味もありました。
この文台は、桐の一枚板で作られており、表面に松の絵と伊勢二見浦の夫婦岩らしき絵が描かれています。裏面には松尾芭蕉の「うたがふな 潮の花も 浦の春」の句が記されています。
江戸時代後期の酒田で一時代を築いた長翠は、この文台を使用して各地で俳諧興行を行っていたのでしょうか(^-^)