ほていや商店です。
- 2017/6/9
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ほていや商店です。
4月に、明治43年の「連帯借用金証書」を投稿しましたが、今回投稿するのもよく似た証書です。
今日は、大正2年の「全員連帯借用証」です。
明治の「連帯借用金証書」と同じく、「壱千伍百伍什円」を両羽銀行(現在の山形銀行)から借りています。
1550円というのは、何かの形式のようなものだったのでしょうか?(今回は大正2年なので、金額的には現在の200万円弱ほどですが。)
明治のモノとの違いは、名前の順番。
明治の「連帯借用金証書」は、地区の資産家や役職者の名前が前に来ている感じでしたが、
今回の名前の並びは、ただ川上からの家の順番に名前を並べてあること。
そして、もう一点はその用途の予想がつきやすいこと。
大正3年~4年にかけて肘折で行われた大事業といえば、「地蔵倉の再建」でしょう。
この証書では大正2年に借りて大正3年に返済しています。
この間に木資材などの準備を整えたのではないでしょうか?
所蔵:ほていや商店
この記事はこちらのフェイスブックページを抜粋しました。※お問い合わせやご予約の際は【山形アーカイブス】を見たとお伝えください。