【次回展:キルトに魅せられて展】
- 2019/8/19
- 美術館・アート
【次回展:キルトに魅せられて展】
2019年9月7日(土)~10月20日(日)
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会期中無休
観覧料●一般900円(800円)高校・大学生450円(400円)中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金です。
本展でご紹介します、岡野栄子、小西春江、道正千晶、藤代郁子の4人は、いずれも日本のキルトの草創期となる70-80年代にキルトに出会い、キルトに自身の表現を託し、キルトとともに人生を歩んできた作家たちです。4人が制作するキルトはそれぞれ方向性が違いますが、キルトへの情熱、愛情、そして誇りを持って長年制作に打ち込んできた真摯な姿勢を同様に感じることが出来ます。
「楽しくて嬉しいキルト創りをすること」をつねに心掛けている「岡野栄子」の作るキルトは、枠にとらわれない自由な発想とユーモアに溢れており、見る者の心を和ませます。「小西春江」は古い着物絹の素材を生かしつつ、キルトをいかに単純化、簡素化して表現できるかを追求しています。ファイバーアートや写真も手掛ける「道正千晶」は、素材の在りようを追求していくことで、キルトを全く新しい姿に変えています。着物絹を用いたキルトを独学で制作し続けた「藤代郁子」は、キルトの中に自由に自分の世界を描きました。
本展では、彼女たち4人の代表作を通じて、それぞれが長年に渡り追及してきた4つの異なるキルトの世界を体験していただきます。彼女たちの生み出す、美しくも個性溢れる布の世界は、きっと多くの人たちを魅了することでしょう。
尚、関連展示として「山形のキルト作家三人展」を開催します。キルト作品の持つ多様性を是非この機会にお楽しみいただけましたら幸いです。