雨の肘折温泉。
- 2019/3/11
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雨の肘折温泉。
今日のおやつは、そば処寿屋さんの蕎麦かりんとうでした。
肘折温泉では、昔から「かりんとう」は、いわゆる黒糖かりんとうではなく、
硬めに揚げた細長のセサミクッキーのようなお菓子で、冬の副業として、昔は多くの旅館商店で作られていました。
肘折では、永平(斉藤旅館)か、旧福本屋の前身である「鳥取菓子本舗」が明治末に始めたと言います。
(明治末の旅行者の日記にかりんとう売りが出てきます。) うちでは永平、半三郎、そば屋のかりんとうが主でした。
このカタチは、御節料理の「手綱こんにゃく」が基と思われます。
馬の手綱を模した形で、
古くは戦勝祈願、
農村では五穀豊穣、
都市では商売繁盛、
近代では良縁を結ぶ縁起物として親しまれています。
肘折温泉は、地蔵倉など縁結びに由緒があったので、このかりんとうが特に親しまれてきたのかもしれませんね。
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