《卒業研究展示》研究紹介NO.1
- 2019/1/15
- 行政・公共機関
《卒業研究展示》研究紹介NO.1
【被災者のための震災アーカイブづくり 大村康平さん】
地震、台風、豪雨。2018年の漢字に「災」という言葉が選ばれる程、日本各地で自然災害が多発しています。被災によって苦しい記憶や経験を抱えた人が大勢いる中、被災者がその苦しみを乗り越えるためには何が必要なのでしょうか?
7年前の東日本大震災によって被災した大村康平さん。
震災後、被災状況が異なることから周囲の人と上手く話せなくなってしまい、自分の気持ちを1人で抱え込んでしまいました。
そんな大村さんが卒業研究で取り組んだのは「被災者のための震災アーカイブづくり」。
自身と同じように、災害によって自分の気持ちを1人で抱え込んで苦しんでいる子どもたちが、少しでも前向きな気持ちになれるように震災アーカイブを作成しました。
震災アーカイブは中学校の同級生21名を対象にワークショップやヒアリングを行い、震災当時は話せなかった出来事や感情を記録しました。
卒業制作展では、その21名分の震災アーカイブを展示します。
大村さんの7年間の想いがぎゅっと詰まった展示です。ぜひご来場ください。
(文:関根 智之)
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東北芸術工科大学デザイン工学部コミュニティデザイン学科
卒業研究展示「 おいしい未来のつくり方 ー明日の地域を元気にするコトのデザインー」
会期:2019年2月6日(水)~11日(月)10:00-17:00(入場無料)
場所:東北芸術工科大学D棟
〒990–9530 山形県山形市上桜田3丁目4-5
コミュニティデザイン学科ホームページ
https://tuadcommunitydesign.wixsite.com/community
東北芸術工科大学ホームページ
https://www.tuad.ac.jp