【再・建築家の流儀-3】
- 2019/1/18
- 企業・会社・商店
【再・建築家の流儀-3】
時にはプレゼン時に提示した概算金額が予算と開きがある場合は、規模縮小、部分的な計画の変更・調整等を行いクライアントの予算に近づける作業を行います。
計画内容のアウトライン、概算金額共にクライアントの承諾が出ると実施設計(詳細設計)へと移行。
実施設計は計画の細部を決めていく過程です。造作家具の詳細、冷暖房器具の納まり、各種スイッチ・コンセント類の位置の決定等、クライアント、他のセクション、メーカーとの打合せと図面を作図していく作業が続きます。この実施設計は私の場合大体2ヶ月。
図面が揃うと施工会社を決める為見積依頼をします。依頼する施工会社は、クライアントの意向があればその施工会社に依頼。無ければ、私が選択した3~4社に依頼をかけます。
さて、設計者を決定してから提案(≒1ヶ月)、基本設計(≒2ヶ月)、実施設計(≒2ヶ月)と進んできた訳だが、ここまでおおよそ5ヶ月が過ぎています。
設計作業とは1~2ヶ月程度でできる代物ではないということを認識してもらえたらありがたい。できるところもあるようだが、それは何も考えていない、考えようとしていない型(パターン)にはめ込むやり方。
我々建築家の作法としては、型にはめ込むようなやり方は御法度です。それは大量生産の会社や、設計は単なるパズルと思ってる会社にやってもらえばいいと思っています…。
~つづく~
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