おまつりばか 1・『写真集 新庄まつり』より
- 2018/11/14
- 観光最上地方
おまつりばか 1・『写真集 新庄まつり』より
言葉は悪いのですが、おまつりばかとは「おまつりが好きで仕方がない」といった人の事を指し、まつりが近づくと、家業は二の次、山車づくりに懸命に取り組む人の事をよくこう呼びます。
昔から各町内に1人や2人は居ました、というより現在もいらっしゃいますね。
こうした人の努力・勉強・研究心メモで新庄まつりの伝統が264年も維持され、これから更に盛大になっていく要因になっていくと思います。
6町内のお話しが載っていましたので、ご紹介します。
北本町の田中さんは人形店を始めただけに、人形や山車の場面には精通し、かつ、確かな考えや意見を持っていた人でありました。
沖の町の大場さんは日頃は目立たない人でしたが、まつりが近づくにつれ水を得た魚のように「自分の生きがいはこれだ」といった感じで楽しそうに山車を作っていたそうです。
沖の町の山車はこの人の手にかかり、まつり当日の山車に気を配る姿は大場さんの晴れ姿、かれはまつりと共に在る人という印象を強く人々に与えたそうです。