|夢のような時間|
先日9/30の日曜日のこと。
中米はエルサルバドルからコーヒー生産者のフェルナンドリマご夫妻がお店に遊びにきてくれました!
店頭のお客様と数日前にSNSで告知させていただいたくらいなので、内心当日どうなるか予測のつかないところでしたが、一日中本当に沢山のお客様が会いに来てくれました!
はじめてエルサルバドル・ニカラグアという中米のコーヒー農園に足を運びはじめたのが2009年。
その時、現地で感じた感動になにか強く心を突き動かされました。
そして、リマさんのような生産者に出会ったことで、僕のコーヒー屋としての指標が定まり、動き出しました。
「感動を繋ぎたい」
それから10年。
毎年、彼らの一年分の愛情と情熱が込められた生豆を譲ってもらっては、毎日のように彼のコーヒーを焙煎し、お店に並び続けました。
コーヒーは種を焼くだけのシンプルな飲み物です。
素晴らしい素材が無かったら、もしかしたら、今コーヒー屋を続けていられたか分かりません。
そして、このコーヒーを通じて出会った毎日から、こんなにも沢山のファンが生まれ、関係性が結び付き、長く消費者の方に、僕らの暮らしも支えられてきたんだと強く感じたこの日でした。
また、この日とても嬉しかったのは、お客様のほうからリマさんに熱心に話しかけては、思い思いの気持ちを伝えてくれていたことです。
お客様からリマさんや僕らに、このコーヒーにまつわるヒストリーや嬉しい言葉を沢山いただきました。
もう気持ちがいっぱいでした。
10年。なにか僕は支えてもらっていてばかりと思ってきましたが、少しは誰かのためになることができていたのかな。(まだまだですが)
ここ数年でコーヒーの世界は本当に多様性が広がり、若い人たちにも憧れられる世界になりました。
様々な価値や魅力に心弾むことは、いいことだとは思います。
そんな中でも、この日の温もりを思い出して、末永く美味しいコーヒーを楽しんでもらえたら、僕は嬉しいです。
今、僕の目の前に思うのは、美味しいコーヒーを楽しんでくれる人の暮らしが豊かであり、それを育てる人々の挑戦や未来とともに歩みたい。
そして、そんな温もりある風味のバトンを通わせ合い、味わい尽くすとが僕らの人生です。
と言い切れるくらいに、精一杯の毎日を積み重ねていきたいと思います。
愚直に、シンプルなことを大切にしたい。
気が付けば、この数日前でIS KOFFEEは3周年を迎えることができました。
石の上にも三年。
新しい挑戦も、皆さまに支えられて、ようやく焙煎工場として皆さまに愛されるようになってきた昨今。
4年目。更なる挑戦を僕らの歩幅で歩んでいきたいと思います。
今後ともIS KOFFEE。そしてSUICAFEをよろしくお願いします!
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最後に
生産者をもてなしたいとお料理を手伝ってくれた鈴木君、井上んさん、偶然参加することになり、お手伝いしてくれたお客様方
インポーターの関根さん
言葉のやりとりをサポートしてくれた稲葉さん。
美味しいものをご持参してくれたお客様
リマさんとのお付き合い10周年のお祝いケーキをつくってくれたコションドールのさとこさん。
本当にありがとうございました!