昨日は第2講目の食文化創造アカデミー。
- 2018/8/1
- グルメ庄内地方
昨日は第2講目の食文化創造アカデミー。
鶴岡市のユネスコ認定において、大きな要因の一つとなった「在来作物と食文化」は、これからの時代の料理人の方々にも深く理解してほしいと、毎年講義の1つとして行っています。
講師は日本中で引っ張りだこの山形在来作物研究会会長、山形大学教授の江頭先生。
昨日も、今なぜ在来作物なのか?という事からその魅力、庄内地域の在来作物の歴史に至るまで、専門的に深く掘り下げた内容で行ってくださいました。
座学のあとは、この暑い時期に収穫される在来野菜のナスときゅうりを中心に一般的な物と在来種の違いを生と加熱で食べ比べ、その特徴を体感学習。
また、枝豆6種類の甘みとうま味のデータと舌感を比較したり、含まれる糖の種類によって最適な茹で方が異なることを科学的に学びました。
今や在来作物、伝統野菜といった食べ物は、その地域の個性、ブランド価値として日本中で注目され、どの地域もこれを活かそうという取組みが進んでいます。
これは、先行きの不透明な時代に人や地域とのつながりを重要視するようになったことや2020年を控え、日本中で年々増え続けているインバウンド時代に起因していると江頭先生はおっしゃいます。
鶴岡市は、60種もの在来作物があります。
ぜひ料理人の方々には、この講座を活かし、在来の個性を活かした料理を来訪客に提供することで、自店の差別化と個性の確立、また地域的特色の確立に臨んで頂きたいな~と思います。
暑い中、お疲れ様でした!