理系で点数をとれない、という理由で

理系で点数をとれない、という理由で
文系へすすんだオロカな過去がある。

たとえばそれで
父親のするような
建築デザインという仕事につくことが
できなかった。

まあべつに悔恨とか、どうのこうのという
ハナシではない。

デザインから入る。
そこに数字的根拠やロンリ思考がいるから
身につける。
というのが順番なのだとおもう。

建築学科のあおい が
卒業設計に勤しんでいる。
市内のとある場所に、劇場ホールを想定して
つくっている。

法規的なところは、
ある程度目をつぶっているから、
実際にそのように建てることはできないみたいだけど、
その構想の背景、
できかけの図面に触れると、
発想にはユメがあり、情緒がある。

「カタチには理由がひつようなのだ」とあおいはのべた。

店づくりと同じだ、とおもう。

デザインはある意味ブンガク的だったりするとおもしろかったりする。
そして琴線へひびくこともあろう。

そこから
それを解決するための、数式ロンリおよび、いろいろな裏づけということだ。

ハナシはそれてしまうけれど、
かつてのsk卒業生ゆりえ やユカらは、
某国立大 ブンガク部の才女で、
ふたりとも豊潤な感性の持ち主であった。

彼女らいずれもが、
SEとしてIT系企業へ就職をきめたときは、
その意外な進路におどろいた。

だけど、あいつらはきっとわかっていて、
さらなる挑戦をしていたのだとおもう。

理系やオタクもすごい。
だけど、ひょっとすると彼らでは なし得ないような
女性ならではの、感受性や
素朴なギモン、わかりやすさを
一見真逆のようなデジタルセカイで
実現してゆきたかったのかもしれない。

いずれにしても
現実ラインよりすこし上の、
やや夢へよったくらいの
アイデアに挑もうとする作業は尊いことであるし、
つねに継続しないといけないことなんだよな、

わかっちゃいるけど
ながれる日々に

ムスメの卒業制作などをよこにながめつつ。

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