【人命救助に尽力した3人に感謝状を贈呈】
- 2018/12/5
- 行政・公共機関
【人命救助に尽力した3人に感謝状を贈呈】
「登米市消防長賞感謝状贈呈式」が12月5日、市消防防災センターで開かれ、人命救助に尽力したとして、鈴木秀彦消防長から米山町の農業、鈴木忍さん(46)、南方町の自営業、及川弘さん(60)、南方町の農業・市議会議員の及川昌憲さん(63)の3人に感謝状が贈られました。
今年10月19日の午後2時ごろ、畑作業に向かっていた鈴木さんは、遠くから「助けて」と叫び声を聞き、米山町中津山地内の水田で作業中に農業機械(ロールベーラー)に挟まれた女性(56)を発見。機械は人の力で持ち上げることができず、近くで作業をしていた及川(弘)さんに伝えるとともに119番通報しました。及川(弘)さんは、水田の場所や状況を的確に消防本部へ伝達。事故を聞き付け、同じく現場に駆け付けた及川(昌)さんが慎重に機械を操作し、女性を救出しました。
鈴木消防長は「現場は人けのない場所だったため、発見が遅れれば機械による圧迫と寒さで、命に関わる大事故になっていたところ。3人の適切な判断と行動に感謝したい」と述べました。
3人は謙虚に「感謝状をいただいたのが、恥ずかしいくらい」と話し、救助した女性の命に別状がなく、体力が回復していることを聞いて安堵の表情を見せていました。