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- 本日もご来店いただき、ありがとうございました。
本日もご来店いただき、ありがとうございました。
- 2019/8/3
- グルメ・ナイトスポット
本日もご来店いただき、ありがとうございました。
暑い一週間でした。
途中、体調不良もあり、1日臨時休業をいただき、ありがとうございました。
皆様は体調を崩されていないでしょうか。
さて、当店は、2011年2月にオープンしました。
それから紆余曲折ありながらも、沢山のお客様に支えていただき、ここまで続けてこれました。
本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
夫婦で子育てとパン屋の両立のため、限りある時間をどう使い、健康を保ちつつ永く続けていけるかを何度も何度も考えました。その答えが、薪窯でした。
リニューアルして6月末で1年を過ぎ、自分たちの選択は間違っていなかった、と胸をはれる状況には、今はありません。
それでも、焼き上がるパンは自分の理想とする形にグッと近付いたことを、日々感じています。
しかしそれが、お客様のためになっているのか。
「買い物は投票」という言葉を胸に刻んでいますが、当店がお客様から選ばれなくなってきていることは、受け止めなくてはいけないと思っています。
「パンは作るより、売る力が大切」というアドバイスも心に響きました。
農家さんが一生懸命作った小麦を、発酵種と火の力で焼き上げれば、美味しいに決まっています。
お店が選ばれなくなってきたのは、パンを扱う我々夫婦の問題なのだと、深く反省しております。
農家さんや、薪を作ってくれている方々、そして支えてくださったお客様に、なにも返せていないことを深く深くお詫びいたします。
本当に、申し訳ございません。
正直、いつまで続けることができるのか、分からない状況です。
どんな形でも、お店を残していくべきと今は思っています。
限界が来てしまってからでは、選択肢が無くなってしまいます。
今でも来てくださっているお客様に不義理なことはしたくないと思っています。
ですので大変悩みましたが、今の正直な現状を書かせていただきました。
修行経験もなにもない自分たちが、ここまでやってこれたのは、お客様のおかげです。
自分たちの力でやってきたという自負はまったくありません。
薪窯も、自分で作ったことが本当に信じられないくらいです。
お客様から少しずつ力をいただいて、作ったような感覚です。
この先のことも、自分が身勝手に決断してしまうのも、違うと思ったのです。
たとえひとりでも、必要としてくださる方がいれば、どんな形になるか分かりませんが、なんとか続けたいと思っています。