【「おとなの幾何学絵画教室」が開催】

【「おとなの幾何学絵画教室」が開催】

本市中田町出身でフランス・パリ在住の造形作家、佐藤達(さとる)さんを講師に迎えた「おとなの幾何学絵画教室」は7月6日、中田生涯学習センターで開かれ、市内外から受講を希望した17人が参加しました。

絵画教室のテーマは「直線」。机の上には、太さが違う12本の鉛筆、消しゴムや定規が準備され、参加者らは初め少し戸惑いの表情を見せながらも、佐藤さんからアドバイスを受けながら、紙にさまざまな直線を自由に描きました。

参加した木村創子(そうこ)さん=石越町駅前=(39)は「教室に参加するのは、今回が3回目。最初は難しくてよく分かりませんでしたが、幾何学の構成の美しさや書き方を学んでいくうちに、いつの間にか夢中になっていました。自分で描く喜びを知ると、ミュージアムに展示してある作品を見る目も変わり、楽しさが2倍に広がった感じがします」と笑顔で話していました。

佐藤さんは、丸、三角、四角や直線で表現する「幾何学アート」の世界的作家。帰郷のたびに同教室やワークショップなどを開催し、芸術に触れる楽しさを伝えています。

今年3月には、渡仏50年の集大成として、これまで発表した絵画と環境造形アート作品を2冊にまとめた作品集をパリのFVM社から出版。佐藤さんの友人などが出版を祝い、6月30日に仙台市内のホテルで「渡仏50年記念作品集出版を祝う会」を開催しました。

佐藤さんが小さい頃から憧れていたパリに渡ったのは1969年8月。オルリー空港のタラップを降りた時、期待と不安の入り混じった胸の高鳴り、月面に第一歩を踏み出した宇宙飛行士のような感動的な瞬間を今でも鮮明に覚えていると話します。席上で佐藤さんは、驚きと楽しさに満ちた50年間の日々の中、挑戦し続けてきた作品をまとめた作品集の出版を喜んでくれる友人たちに、感謝の意を伝えました。

中田生涯学習センター3階にあるSatoru Sato Art Museum(サトル・サトウ・アート・ミュージアム)では「佐藤達 在仏50周年特別展『SATORU展』」を開催しています。この機会にぜひ幾何学アートを体感ください。

【佐藤達 在仏50周年特別展「SATORU展」】

[期間]令和元年7月2日(火)~9月23日(月)、10月1日(火)~12月28日(土)
[場所]Satoru Sato Art Museum(サトル・サトウ・アート・ミュージアム)
登米市中田町上沼字舘43番地(中田生涯学習センター3階)
[開館時間]午前9時~午後5時(入館は午後4時まで)
[休館日]毎週月曜(休日は開館)、年末年始
[入館料]無料
[問い合わせ]Satoru Sato Art Museum(サトル・サトウ・アート・ミュージアム)
TEL:0220-34-8081 FAX:0220-34-8084

※詳しくは「Satoru Sato Art Museum(サトル・サトウ・アート・ミュージアム)」のホームページをご覧ください。
https://www.city.tome.miyagi.jp/satorusatoartmuseum/

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