宮城アーカイブス

禾食やの米作り2019。

農家にとっての1年の始まり。
むしろ正月よりも強く意識してしまう。
まずは堀払いから。

水路は農家それぞれが責任を持って管理する。
蓄積する泥、旺盛に伸びる雑草、
稲の管理に大切な入排水をスムーズにする為、
絶対にサボってはいけない。

この作業は収穫までのあいだ4~5回行われる。
自分だけの問題じゃない、
上流にも下流にも数多の米作りがある。
隣の田んぼはもうすでに終わっていて、
うちとの境界を越えて数メートル、余計に払ってある。

いつもはぶっきらぼうなあの人も
いつも心配してくれるあの人も
べつに感謝の押し売りをする訳でもなく、
礼を言う訳でもなく。

次回は自分が、と自然と思える事が心地よい。
無言の優しさがここにはある。
米はみんなで作るものなのだ。

#禾食や#Kajikiya
#禾食やの米作り2019
#堀払い

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