宮城アーカイブス

昨日3月20日をもちまして僕の経営する店舗の１つ”gramme”が通常営業の形を終え、不定期(やったりやらなかったりするよ)での営業の形へとシフトチェンジしました。

理由は新年の元旦に発表させて頂きましたがこちらです。

ーーーーーーーーーー

2020年を目処に東京へ引っ越します。そして東京でカフェをやって暮らしていきます。

僕、昔から東京が好きで学生の頃に住んで以来、また住みたいなぁと漠然と思っていました。楽しいし、やっぱりみんなそこで競ってるし。

grammeは3月末以降は僕一人での不定期の営業がメインとなり、8月までにお店の譲渡準備をしていきます。莫大な利益が出るわけではないですけど黒字店舗なので後に入る人も安心かなぁと思ってます。
なんでやめるのか？という話なんですが、いま書きましたが黒字店舗なので残していてもいいでしょう。
でも、お店がどんどん増えていくことでそのお店のグルーブが失われていく瞬間を僕はたくさん見てきました。
それはきっとうちも例外ではなく、起こりうる。
grammeはあれが完成形で、あれ以上はありません。なぜならあれを狙って作ったからです。そして想像通りの出来になった。
もうやれることはない。だから閉業することにしました。上がった紙飛行機は緩やかに落ちるだけです。

ーーーーーーーーーー

ってな理由ですね記事を簡単に要約すると。（JAMCAFEは残しますよ）

だからこれからは空いてる日もぐちゃぐちゃだし、営業時間もぐちゃぐちゃだと思うんでSNSチェックしてください。

＊

と、そんな感じで今日から1人でゆっくり営業させていただきました。
終わりに向かうお店をやるっていうのはこういう気分なんですね。静かで波も立たない。
いつものお店の子達もいなくて、人と話す事はない。ただコーヒーを淹れたり、お菓子を作ったりする。
ただ何かを待つ感覚。

＊

営業時間や日数と共に、品数や品種も少なくなっていくし、本来なら発注しなきゃいけないものの発注もストップさせています。在庫、抱えたくないので。（8月までに捌ける保証が無い）

そういえば先日、とあるカメラマンの方に写真を頂きました。
内装工事してる時のですね。

いやぁ大変だった…夏で暑くて。予算も時間も限られていた。飲食店、「みなさんも是非」な〜んていつも言ってますが実は店を作るのって大変なんですよね。

僕今より7kgくらい痩せてました。笑

でも本当に辛かったし、大変だったし、でも楽しかったし、夢のような時間でした。今年で　grammeはオープンして4年なんですけど中学や高校に入って卒業するくらいはやったんだからそりゃいろんな思い出があります。
(基本的に飲食店は3年持たないので面目躍如）

でも、だから壊せるのは僕だけっていうか、当たり前なんですけど下手人は僕なわけです。

次は東京の店舗作り。楽しみ、ワクワクしかないです。
grammeを作った時に、もう当分は店舗を作ることはないだろうなぁと思っていたから。またそんな貴重な体験をすることが出来て、最高の気分ですね。

＊

いろんな進展など含め、定期購読マガジンに書いてますので是非〜

4月に入っちゃうと3月分は読み放題に含まれませんので、お早めに、、！！

カフェを経営して暮らしていくこと｜山路 裕希(YUKI YAMAJI)｜noteJAMCAFE、gramme店主の山路裕希（やまじゆうき）によるカフェや飲食店について考えるマガジンです。 飲食に携ってかnote.mu

https://note.mu/yuki_____/m/mff8394c153c8

Facebook