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地域の小学校で起きた事件について
- 2019/1/20
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地域の小学校で起きた事件について
大変ショッキングで、悲しく、つらい事件が起きました。
亡くなられた女の子、お母様に、心からご冥福をお祈りいたします。
そして、この事件の真相が明らかになり、もう2度とこのようなことが起きないよう、全ての大人たちが考えていかねばなりません。
私の娘は、亡くなってしまった子と同じクラスです。
授業参観でも記憶に残るくらい明朗快活な子でした。
「まちたんけん」でも、うちの店に来てくれて、色々質問してくれました。
ある日から教室に来なくなってしまい、校長室に通っているらしいと聞き驚きました。
亡くなってしまったとお知らせを見た時は本当にショックでした。
娘に聞いても、あまり接点がなかったようで、なにがあったのか知る術はありませんでした。
それより、なにが起きたのか娘も理解できていませんでした。
私はとにかく、娘の心のケアに気を遣いました。
そんな中で様々なウワサや憶測が、残されてしまったお父様の心を傷付けてしまったのだと思います。
私も中学生のころ、いじめに合ったことがあります。
いじめというのは本当につらいものです。
私は、いじめという言葉が罪の意識を薄めていると思います。
いじめは犯罪であるということを、私もこどもたちに教えていかなければと思います。
ただ、小学校2年生に完全に理解させることは難しく、「自分がされて嫌なことはしない」と保育園に通ってるときから言ってきたことを、具体的な例をあげて説明してきました。
娘も、近所の子にきつい言葉を伝えてしまい、私たち親や先生に諭されたことがあります。
逆に、嫌なことを言われ、朝、学校に行きたくないと突然泣き出したこともあります。
そのときは休んでもいい、と言いましたが、本人は行くと言い、妻と一緒に遅刻して行きました。
校門近くで校長先生とバッタリ会い、「○○ちゃん、おはよう。目が真っ赤だけどどうしたの?」と優しく声をかけてくれました。
700人も児童がいるなかで、名札も上着で隠れていたのに、名前を覚えていて驚きました。
「おかあさん、もう大丈夫ですよ」とそのまま校長室に連れていってくれ、娘は泣きながらあったことを話したそうです。
その後その子も交えて話し合い、仲直りしましたよ、とわざわざ電話で教えてくださいました。
本当にいい先生で、気の弱い、自分の意見を言えない娘でも、私は安心して通わせることができました。
それだけに、今回の事件は本当に驚きましたし、なぜ防げなかったのかと残念でなりません。それ以上に、遺族の皆様の無念の気持ちを思うと、言葉もありません。
わたしたち大人は、立場や自らの保身にとらわれず、垣根を越えて議論せねばなりません。
そうしなければまた様々な憶測が飛び交い、傷付く心を増やしてしまいます。そしてその心をもつ者は例外なく、弱いこどもたちなのです。
被害者のご遺族の気持ちを第一に優先し、迅速に丁寧に誠実に動かねばなりません。
そのためにできることがあるなら、私も協力は惜しみません。