禾食やの米作り2018

禾食やの米作り2018

『露払い』

毎朝、畑を巡回する。

稲の苗は、生きる為に根っこから養分を吸い
夜のうちにゆっくり体内を通って全身に運ばれる。

葉先にこぼれたキラキラ輝く水晶は
水分がたっぷりで、健康状態が良好である証拠。

日中のように蒸発しない早朝は湿気がたまりやすく
ムレたり、カビや病気を発生しやすくしたりする。

その水分を払って土に戻すこの作業。
まるで毎朝の儀式のようでもある。
また苗への直接刺激で、上へ成長し過ぎるのを抑え
ズングリ苗にする目的もある。

手を掛ければ掛けただけ応えてくれる。

稲に限らず畑を廻ると

これから芽吹くもの、根を張ろうとしているもの
花を咲かせて終わりを告げようとするもの
花を散らして実をつけようとするもの…。

すべてがが愛おしく思える。

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