禾食やの米作り2018

『床土入れ』

種まきとは
まず苗箱に肥料を含んだ床土を入れ
種籾を播き、たっぷりと水をかけ
最後に覆土をかぶせる。

機械を連結すれば、この一連の流れ作業が可能になる。

でもうちのベテラン機械はときに気まぐれで
気分屋で、人間を困らせることがあるのだ。

どこか１つでもおかしくなると全ての流れが止まる。
そうすると折角配置した人間の手も止まる。

まだまだこの機械とは仲良くしていきたいので
色んなリスクを回避する為に分業にする事にしている。
よってメインの種播きは来週です。

小学校に上がる次男が今年初めて参戦で
ポジションは空の苗箱をコンベアに流す場所。
座ってやりたいからと
丁度いい椅子は無いかと探していたところ

保育所時代から働いている職人気質の長男(小3)が
器用さを発揮し廃材でチャチャっと作成してくれる。

これまた幼稚園時代から働いている高3の長女が
春休みでたまたま里帰りしていて

実は明日は今年初めての試合だというのだけれど
「ちょっと疲れているくらいが逆にいいんだよ」
なんて根拠も無い大人のアドバイスに
なぜか納得して久しぶりに参戦。

色々スムーズに過ぎていくこんな日は
ベテラン機械も最後までへそを曲げる事無く
全て順調に終了。

我が子には絶対に継げよなんて言うつもりは無いけど

農業という仕事を誇りに思ってもらえる事、憧れる職業にする事。

それが、私たちがこの土地で食を創る意味です。

宮城アーカイブス