Buona sera!

Buona sera!

本日拙者は「震災遺構 仙台市立荒浜小学校」に行って参った。
仙台市内唯一の海水浴場だった深沼海岸から松林と貞山堀を挟んで700mのところにあった荒浜小学校。
東日本大震災においては児童や教師、地域の方が避難。地震発生から1時間後に発生した津波は4階建校舎の2階部分まで押し寄せた。
昨年3月に142年の歴史に幕を下ろした荒浜小学校は、もう二度と津波による犠牲者を出さないために2017年4月30日に震災遺構として一般に公開され、津波の脅威やその教訓を伝えている。

公開から一年近く経ってしまった。遅くなったが、拙者もようやく行って参った。

7年前のまま残されている部分だけでなく、地震津波発生当時の荒浜の様子を知ることができる映像もござった。
また、展示されているのは災害の恐ろしさばかりではなく、在りし日の荒浜の様子も知ることができる。

現在、荒浜地区は災害危険区域に指定されているが、確かにここには町があり、暮らしがあり、営みがあった。
人の温もりが、またこの荒浜に、深沼に、戻ってくることを願ってやまない。

改めて、津波にどう対処すべきか分かる施設じゃ。是非、訪れてみてほしい。が、まだ傷の癒えぬもの、津波の映像を見られぬものもいると思う。自分の歩調でいいからね。

支倉六右衛門常長

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