最近の愛読本

最近の愛読本

「生きていくうえで、かけがえのないこと」

今年の目標は、
普段読まない本をあえて読み
そこから教養を養うこと。

それを踏まえて、
ペンギン文庫 http://penguin-bunco.com/
絹代さんに
セレクトしていただいた本です。

生きていくうえで、かけがえのない
同じ25の言葉を両者が説明しているのですが、
若松英輔さんは哲学的に
吉村萬壱さんは感情的に
書かれております。
1冊ずつ読むというより、同じ言葉で読み比べ
するのが、すごく面白い読み方。

普段使われていない脳内部分の一部が刺激
されている感覚になります。

「待つ」

ということばについて
吉村萬壱さんは

真の友達とは、こちらが何も言わなくとも、
ずっと待っていてくれる人間を
言うのではあるまいか。
少なくともこちらの時間や自由を強引に
奪っていくような人間は、自分にとって
真の友達ではないと思う。
相手を信じて待つというのは、それだけ難しく、価値のあることである。

良い友とは、相手の中にある力を
信じて待つことが出来る人間のことである。
全て、相手の成長を望むならば、
このことが肝要ではないだろうか。
それは人間に対してだけでなく、小説においても、恐らく絵においても、音楽においても、
演劇においても、写真においても、
そしてきっとありとあらゆる
創造的仕事においてそうなのだと思う。

ということばで説明をしている文面が
あります。

単純に感動し、心を揺さぶられたフレーズ
でもありましたが、
おそらく、いまの自分に欲している
ことばでもあったのだと。

なかなか仕事で新しいものや
発想が生み出せず、苦しい時。

苦しい時こそ、
待つ。
たえる。

そしてしばらくの間、
待っている大切な友がいる!

分かっていたはずですが、
改めて、
他人のことばを
字で読むと、

説得力もあり、しっくり自分へと入ってくる。
ことばを食べた感覚。

つたないことばしか発せれない私ですが、
少しでもことばを発して地球にいる誰かを
救いたい。

ソレガワタシノネガイ

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